「チーム」の喜びは何にも勝る

2023年11月5日、オリックスバファローズを7ー1で下し、阪神タイガースが38年ぶりに日本シリーズを制覇した。阪神ファンの私(※実は、私のペンネームも元を辿れば阪神タイガースに行き着く)はもちろん18:30から試合を観戦し見守っていた

最後、ノイジー選手がレフトフライをグラブにおさめた瞬間、ベンチから選手たちが飛び出し、マウンド上で岩崎投手を中心に喜びを爆発させていた。とても感動的なシーンだった

 

このシーンを見て再認識したことは、チームで喜びを分かち合う瞬間は、何事にも代え難い、ということだ

私も小学生から大学生まで野球等のチームスポーツに取り組んでいた。敗北を喫し、目標には届かず志半ばで引退することもままあった。しかし、数回、本当に数回だけ、自分たちの目標、例えばインハイやインカレに出場を決めるとか、ジャイアントキリングを成し遂げることも経験した

正直、その瞬間の喜びは、20数年の人生の中で指折りのものだし、個人で成し遂げたこと(受験で難関高校・大学に合格する、良い企業に就職する、営業で良い成績を挙げる等)とは全く比較にならない。例え自分がレギュラーメンバーではなく、途中出場するほどの実力しか無かったとしても、喜びは変わらない

 

チームだからこそ、自分の思うようにいかないことばかりだし、時には衝突することもあるし、個人では発生しない問題に直面する

 

それでも「チーム」だからこそ分かち合える喜びは、その一瞬だけで美しい思い出として自分の中に残り続け、支えてくれる。その一瞬のおかげで生きていける。阪神の優勝シーンを見て、そのようなことを思った

 

これからの長い人生、美しい瞬間を創っていきたい