思ってたいけばなと違ってた|第104回 草月いけばな展

妻に誘われ、草月いけばな展を鑑賞してきた。妻の同僚がいけばなを展示しているというのだ。いけばなには関心を持ったことが無かったが、折角の機会ということで足を運んだという経緯である。

鑑賞してきた展示会はは、日本橋高島屋で開催されている第104回 草月いけばな展「What’s SOGETSU? 草月ってなんだろう」である。

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てっきり光源が暗めの厳かな雰囲気で、誰もが思い浮かべるような”いけばな”が置いてあり、着物の女性が説明をされるような展示会だと思っていたのだが、全然違った。とてもガヤガヤしていたし、”花”でないものも数多くあった。

展示会エリアは明るめの基調で統一されていた。そして展示された”いけばな”は流木でできていたり、プラスチックが取り入れられていたり、乾燥した花が使われていたり、毒々しくもあったり、派手なものばかりであった。お客さんも年配の女性が多いのかと思いきや(実際多かったのだが)、若年層もいたり、何より外国人の方が多数来ていた。

 

まったく想定していた”いけばな”と違っていたため、私自身の”いけばな”のイメージが大きく変わった展示会であった。自分の想いを前面に押し出して、形式から離れて個々人の個性を発揮することに主眼が移り変わっているのかもしれない。少なくとも私はそのように感じた。