やり過ぎ!ダイナミックプライシング ~航空券とホテル予約~

結婚旅行でヨーロッパ圏に行く予定であり、航空券やホテルを予約したのだが、ダイナミックプライシングのやりすぎに非常に腹が立った

 

まず航空券に関して、Skyscanner(

www.skyscanner.jp

)で複数の航空会社・時間・価格などを比較しながら、航空ルートを選んでいたのだが、5分おきくらいに価格が変動するために、画面をスクロール中や再ロード中に各選択肢の順番が入れ替わるのである。画面操作性が低下したので非常にイライラした

他には、予約操作中に、残り支払いをするだけのタイミングで突如「この航空券は売り切れました」と出て、操作をキャンセルされた。そこまでは仕方ないと思っていたのだが、予約前の各選択肢画面ののページに戻ると、予約操作をしていた選択肢が残っている。ただし、価格だけが3万円ほど高くなっていた。価格が変わったタイミングで、予約操作をキャンセルするとはふざけてんのか!

 

次にホテルの予約でも腹が立った。今回の旅行では2泊3日をローマで過ごし、1泊2日をヴェネツィアで、再度ローマで1泊2日過ごす予定だ。なので、1回目と2回目のローマ訪問時は同じホテルを予約しようと考えている。そこで使っていたホテル予約サイトagoda(

https://www.agoda.com/?cid=1844104

)が驚きの挙動を見せた

1回目のホテル予約の際には、1泊1人あたり1万円弱だったのだが、2回目を予約しようとすると1泊1人あたり2万数千円になっていた。流石に予約できないと思って30分ほどたって見返すと、1泊1人あたり2万円程度に下がってきている

1泊あたりの価格が1回目訪問時と同等近い価格になった時点で再度予約しようと思うが、さすがに酷いのでは?

 

そもそもダイナミックプライシングとは、適正な価格設定を行うことで収益最大化を図るための手法である。その前提に立脚すると、航空券もホテルの事例も企業としては収益最大化のための合理的な行動である

www.brainpad.co.jp

実際、かつてから季節によって航空券やホテルの宿泊価格が変動することは周知の事実であったし、私自身も受け入れていた。しかし、今回のようにリアルタイムに価格が変動し、その結果、予約体験における体験価値を損ねるような挙動をするようでは、到底今後も利用しようとは思えない

Skyscannerやagodaは手数料ビジネスであると考えられるため、いかに数多くの顧客に自社PFを利用してもらえるかが重要である。ダイナミックプライシングの行き過ぎは、自社のビジネスモデルを毀損する恐れがある、と私は考えている

 

今回の経験から得た教訓は、予約サイトは、各航空券・ホテルを一覧で見て比較するのに活用し、実際の予約は選んだ航空券・ホテルの公式サイトからすることが望ましい、と言うことである